ぺろりんちょの村長日誌

犬と猫と畑を愛する村長は、愉快な村人を募集中です。

たんぱく質の過剰摂取とおなかの調子

さて、PFCバランスについていろいろと検討していると、ガチガチに追い込んで筋力トレーニングをしている人だと、摂取エネルギーを80%以上たんぱく質からとっているって人も出てくるんですね。ここまで行くと、さすがに、どうかと思いますが、普通に体重当たり2g程度摂っていっても結構弊害が出たという報告があるんですね。
とりあえずここ半月くらい調べてきたことのまとめとしてまとめておきましょう。

おなかが緩くなる理由

おなかが緩くなる理由というのは、まず、腸内の環境が普段とは違う状態になっているということだと考えられます。この違いというのは、PHバランスの変化と、腸内細菌バランスの変化が主なもののようです。
PHバランスが崩れるというのは、たんぱく質が腸内で分解されるときに、アンモニアをたくさん発生させることが原因の一つと言われていて、大量のアンモニアは腸内をアルカリ性にしてしまうんだそうです。また、腸内細菌バランスが崩れるのもこのことと深いかかわりあいがあって、腸内がアルカリ性になったり、それによって下痢が続いたりすることで、有用な細菌類が死滅したり排泄されてしまうことによって生じると考えられます。
一方で、調べている途中、面白いデータにも結構行き当たることがありまして、それは、『炭水化物の摂取量と腸内環境の関係』と『食物繊維の摂取量と腸内環境の関係』に関するデータです。
書き出していくと、膨大になってしまいますし、エヴィデンスが取れない情報も多いので、参考程度にまとめておくと、

①炭水化物の摂取量をある程度以下に落とすと、メタンガスの発生量は少なくなる。(おならが出にくくなる)
②食物繊維の摂取量が増えれば増えるほどアンモニアの濃度は下がり、腸内PHも正常に保ちやすくなる。

こういったことが報告されていました。僕自身の体感としても、低糖質ダイエットのころは、かなり、自分のおならが臭いなぁと感じていましたし、下痢に近い状態も結構ありました。一方でケトジェニックダイエットになってから目に見えておならが出なくなりましたし、便もきれいなものが出るようになった印象があります。
まだ継続日数がそれほど長くなっていないので、何とも言えない部分はありますが。

とりあえずの雑感

いろんな人のダイエット報告、食事報告を横断的にみていると、結構野菜摂取や食物繊維サプリの摂取について意識している人は、健康的な超環境を維持できている印象でした。もちろんそういう人は、おなかが痛くても絶対ブログに書かない人たちだとは思いますから、そういう割合を差し引いても、そうだと思います。
一方で、おなかが緩くなったという人のパターンで一番散見されたのは、普通の食生活に単純にプロテインを大量摂取するようになったパターンの方ですね。
これはやっぱり弊害あるんだなと、わかってよかったと思います。本来は、きちんとトレーニングをして食事の調整をかけたうえで摂取しないといけないものなんですね、結論。
あと、余談ですけれど、結構な人が、プロテインを牛乳で溶かして飲んでるんですね。これ、ほんとはあんまり好ましくないと思うんです。プロテインそのものが牛乳から抽出された成分なわけで、わざわざ牛乳から排除したいらない成分をくっつけて一緒に飲むのは、もったいない気がするんです。また、牛乳の摂り過ぎは、誰でも知っているおなかを壊す原因ですからね、300ccで4回も飲めば誰でもおなかは壊すと思います。この辺りもたんぱく質でおなか壊す説の根拠になってるかもですね。

さて肝臓、腎臓への影響についてもまとめておきたいのですが、小難しい話のわりに少し長くなってしまったので、次の記事に続けたいと思います。